朱の衣服が艶やかな古代服の女性像は、飛鳥時代の歌人・鏡女王。博多人形を代表する人形師・川崎幸子が手がけた逸品です。
博多人形
1600年黒田長政の筑前入国に伴って多くの職人が集められ、その職人たちから素焼き人形が生れ、現在の伝統工芸の礎が作られました。江戸時代の後半に正木宗七(焼)や、中ノ子吉兵衛や白水武平といった名工たちが活躍。業界は活況を呈しました。
川崎幸子 略歴
昭和37年、父川崎虎雄に師事。博多人形作家協会会員。伝統工芸士 現代の名工国卓越技能保持者。
主な受賞等
昭和52年、新作博多人形展 通産大臣賞(珠裳の部)
昭和55年、新作博多人形展
通産大臣賞(鏡)
平成元年、新作博多人形展 総理大臣賞(桜・ロマン)
平成2年、新作博多人形展 通産大臣賞(戯れ)
平成6年、新作博多人形展 通産大臣賞(花の下で)
平成8年、福岡市より技能優秀者として表彰
平成18年、新作博多人形展 総理大臣賞(卑弥呼)
平成23年、博多人形卑弥呼の像博多駅に設置
平成27年、新作博多人形展 内閣総理大臣賞(山のしづく)
平成28年、現代の名工国卓越技能保持者
平成30年、第7回ものづくり日本大賞 内閣総理大臣賞
平成30年、叙勲 瑞宝単光章
●寸法(約)高さ38cm●材質/陶器(素焼)●立札、色紙付●ガラスケース収納