中国伝説の霊鳥である「鳳凰」が、白い翼をひろげる艶やかな着物柄。博多人形の名匠・津志田孟に熟練の技が冴える渾身の一作です。
博多人形
1600年黒田長政の筑前入国に伴って多くの職人が集められ、その職人たちから素焼き人形が生れ、現在の伝統工芸の礎が作られました。江戸時代の後半に正木宗七(焼)や、中ノ子吉兵衛や白水武平といった名工たちが活躍。業界は活況を呈しました。
津志田 孟 略歴
昭和32年、人形作家・林虎雄氏に師事し、博多人形の世界に入る。平成年に経済産業省の博多人形伝統工芸士として認定。アメリカやニュージーランド派遣及び外国人を対象とした工房体験など、博多人形の国際的普及にも努めている。
主な受賞等
新作博多人形展入賞多数(平成11、14、15、19、20、22、23年)。
平成11年、福岡市技能職団体技術奨励賞。
平成14年、福岡市技能功労賞。
平成19年、熊本県天草市有明町建立の記念石碑デザイン採用。
平成20年、福岡県工業産業奨励賞。
平成26年、伝統工芸品産業大賞 功労賞。
平成27年、第66回新作博多人形展 九州経済産業局長賞。
●寸法(約)高さ49cm●材質/陶器(素焼)●立札、色紙付●ガラスケース収納