モネが描いた日本の橋が掛かる睡蓮の池。それはあふれる光と自然の息吹に満ち、見る者を緑きらめくフランス・ジヴェルニーの夏の庭へと誘ってくれます。
「光の画家」モネが愛しインスピレーションの源であり続けた美しい睡蓮の庭。
その景色や匂いまでもが目の前に立ち現れるかのような名作をメトロポリタン美術館より正式に提供された画像を使用し卓越した絵画複製技術を駆使して再現しました。
クロード・モネ 略年譜
1840年:11月14日、パリで生まれる。
1845年:このころ、一家はノルマンディー地方海岸のル・アーブルに移る。
1857年:カリカチュア(戯画)の肖像を描き人気となる。
1858年:ブーダンと知り合い、ともに戸外制作を行い強い影響を受ける。
1859年:パリに出る。以後、ピサロ、ルノワール、シスレーらとの交流が始まる。
1865年:「草上の昼食」を制作。野外の人物像を主要なテーマとする。
1874年:第一回印象派展開催。印象派という名の由来はモネの出品作「印象・日の出」に因む。
1876年:第二回印象派展に妻のカミーユをモデルとした「ラ・ジャポネーズ」出品。
1878年:パリ郊外のヴェトゥイユ村に移る。
1883年:ノルマンディー地方、ジヴェルニーに転居。
1888年:「積み藁」の連作に着手。(〜1891年)
1890年:ジヴェルニーの家と土地を購入し「花の庭」と呼ばれる庭園を造り始める。
1892年:「ルーアン大聖堂」の連作を開始。(〜1894年)
1893年:「水の庭」と呼ばれる第二の庭の造園に着手。
1899年:ジヴェルニーの「水の庭」で睡蓮を主題にした作品の制作が始まる。(〜1900年)本作『睡蓮の池』を制作。
1900年:デュラン・リュエル画廊にて「水の庭」を主題とした連作12作品を発表。
1908年:この頃から視力の低下を自覚。
1914年:「睡蓮」大装飾画の制作を開始。(〜1926年)
1922年:フランス国家と「睡蓮」大装飾画寄贈の正式契約を結ぶ。
1926年:12月5日、86才で逝去。
●限定200部●画面寸法/53×42.1cm●額装寸法/66×55.1×3cm●用紙/キャンバス●額縁/木製デコレーション金箔額(国産ハンドメイド)アクリル付●重量/約4.0kg●監修/高橋明也(美術史家/三菱一号館美術館前館長)●原画所蔵/メトロポリタン美術館H.O.ハヴメイヤー・コレクション